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2005年2月 2日 (水曜日)

プロ野球今オフの問題1

 昨日よりプロ野球キャンプがスタートし、シーズンへ向けての動きが始まった。しかし、このオフはプロ野球にとって色々な動きがあった。ここでは選手に関する問題を2つ取り上げたいと思う。一つは岩隈投手問題、もう一つは上原投手・井川投手問題である。今回は岩隈投手問題について書いてみたいと思う。
 これだけ問題がこじれたのは、合併球団が「選手の意思を最大限尊重する。」と言ったことがで、岩隈投手が新球団に行けるという風に捉えたが、分配ドラフトで岩隈投手が合併球団に指名されたので、岩隈投手は約束が違うということで合併球団入りを拒否し、結局新球団へのトレードという決着になった。
 私見であるが、合併球団側の「選手の意思を最大限尊重する。」発言は当然の発言であるが、これが「自分が望む球団にいくことができる。」とは違うと思う。「選手の意思を最大限尊重するので、合併球団を希望しない選手は必ず指名しない。」とは言っていない。今回の分配ドラフトは新球団が40名しか指名できなかったため、41人以上が新球団を希望した場合、どうしても意思にかかわらず新球団にいけない選手が出てくる。
 問題はプロテクトされた25選手に岩隈投手が入っていたかどうかであるが、恐らく入っていたはずである。これは岩隈投手側から言えば「約束違反」になるのであろうが、よく考えてみると、私達一般的な社会人が自分の希望通りに異動することはほとんどない。それを考えると岩隈投手側の「我侭」と受け止められると思う。
 また問題がこじれた理由の一つに、同じく合併球団入りを拒否した磯部選手が分配ドラフトで新球団に指名されたというのがあると思うが、磯部選手の場合は近鉄の選手会長として合併に反対しており、そのため合併球団に入れないという主張であった。これは合併球団側も納得できる理由であろう。
 何はともあれ、岩隈投手は結局新球団にトレードされたので、新球団で頑張って欲しい。
 ただ、今回は球界のルールを無視したことは確かである。今後はこのようが無いよう球団・選手両者に望みたい。

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