サンフレッチェ広島J1連覇に寄せて
2013年12月7日、サンフレッチェ広島は最終節の鹿島アントラーズ戦で勝利し、首位の横浜F・マリノスが川崎フロンターレに負けたために見事劇的な奇跡の逆転優勝を飾った。今年は選手補強も新人選手以外はなく、ACLによる過密日程の関係で優勝争いは難しいと考えていた。実際開幕してからも苦しい状況が続き、なかなか波に乗れなかった。7月に5連勝して首位に立ったが、8月に入って5試合勝ちなしで3連敗と非常に苦しい状況に陥った。そして10月19日の横浜F・マリノスとの首位決戦に負けて首位を陥落すると、11月23日のセレッソ大阪戦に負けて残り2試合で首位横浜F・マリノスと勝ち点差5と優勝はほぼ絶望的な状況になった。その状況でも選手は誰一人諦めることなく11月30日の湘南ベルマーレ戦をきっちり勝つと、勝てば優勝だった横浜F・マリノスがアルビレックス新潟に負けて勝ち点差が2となり、最終節で大逆転が待っていた。
今年は何度も心が折れそうになった。特に夏場の勝てなかった時期、横浜F・マリノスとの首位決戦に負けた時、セレッソ大阪戦に負けた時は実際に心が折れてもおかしくなかったと思う。しかし誰一人心が折れずに最後まで信じることでこの連覇という偉業を達成できたことは誇りに思う。最後自力での優勝はなかったにもかかわらずあれだけの人数のサンフレッチェ広島のサポーターが県立カシマサッカースタジアムに来たのは感動したし、その中で一生懸命声出し応援をした結果、優勝の瞬間という世界一幸せな空間に立ち会えたのを幸せに思う。
おめでとう、サンフレッチェ広島。そしてありがとう。
最後にセレッソ大阪戦に負けて自分自身心が折れそうになりそれでも逆転を信じていたが不安一杯だった湘南ベルマーレ戦の前日、「うれしい知らせを待ってる」というメールを頂いた。これを見て「そうだ、湘南ベルマーレ戦の勝利のために声出し応援を頑張り周りのことを気にすることはないのだ」と気づかせてくれた。実際湘南ベルマーレ戦では横浜F・マリノスの結果は一切気にせず声出し応援に集中することができた。そして鹿島アントラーズ戦の前日には「楽しんで下さい」というメールを頂いた。これを見て「優勝争いができているからこそこの状況になっているんだから鹿島アントラーズ戦は緊張せず楽しめばいいんだ」と思うことができ、鹿島アントラーズ戦は朝から緊張することなく心から楽しむことができた。メールの差出人の方には心から感謝してもしきれない。本当にありがとうございました。
| 固定リンク
「サッカー」カテゴリの記事
- ルヴァンカップ初優勝!(2022.10.22)
- ニッパツ三ツ沢球技場(2020.02.16)
- エディオンスタジアム広島(2019.12.07)
- Shonan BMW スタジアム平塚(2019.11.30)
- エディオンスタジアム広島(2019.11.23)
「サンフレッチェ広島」カテゴリの記事
- ルヴァンカップ初優勝!(2022.10.22)
- ニッパツ三ツ沢球技場(2020.02.16)
- エディオンスタジアム広島(2019.12.07)
- Shonan BMW スタジアム平塚(2019.11.30)
- エディオンスタジアム広島(2019.11.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント