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2015年12月 7日 (月曜日)

サンフレッチェ広島J1優勝に寄せて

 2015年12月5日、サンフレッチェ広島はチャンピオンシップ決勝第2戦のガンバ大阪戦で引き分け、年間優勝を飾った。超満員のエディオンスタジアム広島に感激し、浅野選手の同点ゴールの時のゴールの放送が聞こえないくらい歓声の大きさ、試合終了時の半端ない盛り上がり等正に世界一幸せな空間だったと思う。その場に立ち会えたことを幸せに思う。
 今年は開幕前は戦力ダウンが囁かれ下位の予想が多かった。ファーストステージは最初は一進一退の状態であったが、4月18日のFC東京戦でシャドーにドウグラス選手、柴崎選手を入れた試合で浅野選手のゴールで勝ってからは今までの状態が嘘のように5連勝し、その勢いのまま3位に入った。
 セカンドステージでは攻撃力が爆発して7月19日の首位攻防の浦和レッズ戦で林選手のPKストップ、浅野選手、青山選手のゴールで勝つ等開幕5連勝を飾ったが、8月12日の鹿島アントラーズ戦、8月16日の柏レイソル戦で連敗し苦境に立った。その状態で迎えた8月22日のアルビレックス新潟戦。前半攻められて苦しい状況を無失点で凌ぐと後半塩谷選手と森崎和幸選手のゴールで2-0で勝利して悪い流れを断ち切ったことが最初の分水嶺であっただろう。その後9月12日のモンテデイオ山形戦で林選手が決められれば同点となるPKをストップした直後のCKから浅野選手が独走して追加点を挙げた等3勝1分で迎えたFC東京戦で不運な失点からまさかの敗戦。年間首位の浦和レッズとは勝ち点3差、セカンドステージも2位鹿島アントラーズと勝ち点が並んで迎えた10月17日の川崎フロンターレ戦。勝たなければ厳しくなる状況で前半苦しい状況を凌いで後半5分に柴崎選手の見事なゴールで先制し逃げ切れると思ったが、後半38分に同点に追いつかれこのまま引き分けかと思われた後半アディショナルタイム3分、直前に交代で入った山岸選手の見事なゴールであまりにも劇的で感動的な勝利が2回目の分水嶺であっただろう。私はこの時今年の優勝を確信した。次の10月24日のヴァンフォーレ甲府戦、11月7日のガンバ大阪戦はアウェイにもかかわらず大勢のサンフレッチェ広島サポーターが訪れ感激した。この2試合ともほぼ完璧な試合運びで連勝すると、11月22日の最終湘南ベルマーレ戦は今シーズンを象徴する5得点0失点で現行方式になった2005年以降では最多勝ち点および最多得失点差、今シーズンの最多得点、最少失点で年間一位とセカンドステージ優勝となった。
 チャンピオンシップ決勝のガンバ大阪戦は12月2日の第1戦でミスから失点し、ドウグラス選手の信じられないゴールで同点に追いついた直後に勝ちこされたが、後半アディショナルタイムに入り佐々木選手の魂のゴールで追いついた後そのまま同点で終わらせると思っていたが、その後も攻め続けついにほぼラストプレーで柏選手の劇的ゴールでひっくり返したことで勢いをつけると、12月5日の第2戦でも流れが良くない中先制されて苦しい状況で粘って2失点目を与えないでいる中浅野選手の見事なゴールで同点に追いついた時のエディオンスタジアムの雰囲気は言葉では言い表せないくらいであった。この雰囲気でもう逆転はないと確信した。
 おめでとう、サンフレッチェ広島。そしてありがとう。
 最後に今年はリーグ戦、ナビスコカップ、チャンピオンシップ全試合観戦したが、最後の数試合は本来なら緊張するはずであるが、緊張することは全くなく本当に心から楽しみながら観戦できた。その雰囲気を作ってくれた観戦仲間等に感謝したい。また、セカンドステージでのアルビレックス新潟戦後にあった予想だにしなかった驚きの出来事、川崎フロンターレ戦前日広島に移動する飛行機で読んだ「翼の王国」の記事は、私の中で今年の優勝に欠かすことができない出来事等であった。この出来事等があったから今年優勝できたと思っている。この出来事等があったことにも感謝したい。

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